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学生の内定ブルーを企業が解消するには?原因を押さえて対策しよう

内定ブルーは、企業にとって「内定者の入社を妨げる大きな壁」といっても過言ではありません。そのため、企業も内定者の内定ブルー解消に努める必要があります。

そこで今回は、内定ブルーの概要とともに、学生が内定ブルーになる原因やタイミング、学生の内定ブルーを企業が解消する場合の対策 についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

内定者が就職に不安を覚える!「内定ブルー」とは

内定ブルーとは、企業からの内定を受諾した学生が就職前に不安を感じ、気分が落ち込むことです。結婚生活に不安を覚える「マリッジブルー」になぞらえて「内定ブルー」と呼ばれています。学生が内定ブルーになると、最悪の場合、内定辞退につながる可能性があります。そのため、企業としても学生の内定ブルー解消に努めることが大切です。

内定獲得というゴールを目指して就職活動を行い、無事に内定をもらえたにもかかわらず、「本当にこれでよかったのだろうか?」と不安を感じる学生は多くいます。

現に、株式会社マイナビが行った「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況」を見ると、入社予定の企業を決めた後、不安になったことがある学生は全体の約半数を占めていることがわかります。

参照:2022年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況|マイナビ キャリアリサーチLab

内定ブルーに陥る可能性は誰にでもあり、中には精神的な苦痛を感じて内定辞退をする学生もいます。こうした状況から、内定出しをした学生を入社につなげるために、企業は今まで以上に内定者に寄り添う(フォローする)ことが大切といえます。

なぜ内定ブルーになる?主な原因を押さえておこう

では、学生はなぜ内定ブルーになるのでしょうか。学生一人ひとりにしっかり寄り添うためにも、企業としてその原因を押さえておきましょう。

社会人になることに不安がある

社会人経験のない学生にとって、会社で働くことは未知の世界といっても過言ではありません。社会人になるタイミングで環境が大きく変わるため、その不安から内定ブルーになることがあります。具体的には、「新たな環境へ足を踏み入れることへの 不安」や「優秀な先輩や同期に囲まれて仕事をする不安」によるストレスが積み重なって内定ブルーが顕著に表れるのです。

また、社会人になると一社員として成果を出すことが求められるため、責任感のある学生ほど内定ブルーになりやすい傾向があります。

正しい選択をできた自信がなくなる

内定をもらい就職活動を終えた学生は、夏から冬にかけて時間と心に余裕ができます。このとき、自らが思い描くビジョンや内定先の企業について改めて考えた結果、「本当にこの企業でよかったのか。自分に適した企業がほかにあったかもしれない」と思い、内定ブルーになることがあります。

そもそも、複数の企業から1社に絞ることは容易ではなく、これがストレスにつながることもあります。そのため、内定をもらってホッと一息ついたタイミングで内定ブルーに陥ることは、決して珍しいことではありません。

マイナスな口コミや評判がどうしても気になる

インターネット上では、内定先の企業のよい情報が発信されている一方で、悪い情報が目に入ることもあります。

また、我が子の就職活動を心配して、両親が内定先の企業に対してつい意見することもあるでしょう。そのため、内定先の企業に不安・不満がなかった学生も、自ら企業について調べることでマイナスな口コミ・評判を目にする、または周囲の人からネガティブな意見を聞くことで、内定ブルーになることがあります。

主に2回ある!学生が内定ブルーになりやすいタイミング

学生が内定ブルーになりやすいタイミングは、主に2つです。

1.内定をもらった直後

学生は内定をもらった直後に「本当にこの企業に就職してよいのか」と考えることがあります。

この不安は、主に「複数の企業から内定をもらったことに対する迷い」や「内定先の企業に関するマイナスな情報の発見」によるものです。どう選択するのがベストかわからなくなったり、企業に対してネガティブなイメージを持ったりすることで混乱し、内定ブルーに陥ってしまいます。

2.就職する直前

学生は就職する直前に、「もう学生ではなくなるんだ」と寂しさを感じるほか、「社会人として問題なくやっていけるか」と心配になる傾向があります。

これらは、主に「就職後の将来を考えたときに感じる不安」によるものです。自分に自信を持てなくなったり、もう学生には戻れない事実に直面したりすることで、気持ちのバランスが乱れて内定ブルーに陥ってしまいます。

企業としてサポートしよう!内定ブルーの解消に効果的な対策

企業として内定者の内定ブルーを解消するには、以下の対策 を実施するのがおすすめです。

それぞれの内定者について理解する

内定ブルーを解消するには、企業として内定者一人ひとりを理解することが大切です。具体的には、出身や卒業校をはじめ、性格・価値観など、内定者に関する情報を収集して、個別にフォローする必要があります。そのため、たとえば個別面談を実施して内定者の情報を収集するのがおすすめです。

このほか、内定者とのコミュニケーションを図るため、企業から定期的に連絡を入れるのも一案です。事務連絡だけでなく、たとえば社内イベントの情報などを共有することで、これが会話のきっかけになり内定者の性格や価値観を理解しやすくなるでしょう。

社員とコミュニケーションが取れる場を提供する

内定ブルーを解消する対策として、内定者と社員がコミュニケーションを取れる機会を提供するのも一案です。話をする中で、内定者がこれまで以上に入社後のイメージをしやすくなるので、企業として内定者の「うまく馴染めるか」「きちんと仕事ができるか」といった不安を解消しやすくなります。そのため、オンライン・オフラインを問わず懇親会や交流会、座談会を開催することは効果的といえます。

ほかの内定者とコミュニケーションが取れる場を提供する

社員だけでなく、ほかの内定者とコミュニケーションが取れる機会もあると よいでしょう。たとえば、どのような同期がいるかを入社前に把握できると、入社後をよりイメージしやすくなるため、内定者の安心感を高める効果が期待できます。また、入社時にフォローし合える仲間ができることで内定者の入社へのモチベーションが維持され、内定ブルーを解消しやすくな ります。

内定者に実際に働いてもらう

このほか、内定者に実際に働いてもらうのも 効果的です。業務内容を把握してもらえるほか、社内の雰囲気を直に感じてもらうことができるため、内定者の不安を解消しやすくなります。内定者にとってプラスになるのはもちろん、企業にとっても「内定者を即戦力に育成しやすい」というメリットにつながるため、リアルな就業体験は内定ブルーの解消以上の効果があるといえます。

なお、内定者に実際に働いてもらう取り組みのひとつに「入社前研修」があります。その概要や内容、実施時のポイントは以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

入社前研修(内定者研修)とは?目的とポイントを押さえて内定者と信頼関係を築こう

まとめ

内定者が自ら内定ブルーを乗り越えることは、決して容易ではありません。そのため、内定ブルーになる原因やタイミングを踏まえた上で企業がサポートするとよいでしょう。そうすることで、優秀な人材を手放すリスクを最小限に抑えられます。今回ご紹介した対策 を参考に、内定者の不安を解消し、内定辞退の防止に努めていきましょう。

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この記事の著者

sonarTimes 編集部
1000社以上にご導入された採用管理システム「sonar ATS」を展開。その知見をもとに、企業の採用・人事・経営にかかわるすべての人に最新の情報をお届けします。