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内定式の目的・メリットとは?一般的なプログラムとともに押さえよう

内定式の準備を進める中で、「そもそも内定式にはどのような目的があるのか」「内定式では何をすればよいのか」と迷ってしまう人事担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、内定式の概要・目的をはじめ、実施するメリットや一般的なプログラムについてご紹介します。あわせて、内定式をオンラインで実施する方法も解説しているので、ぜひご覧ください。

内定式とは?目的を理解して実施しよう

内定式とは、内定者に対して企業が“正式に内定した旨”を伝え、かつ内定者を社員として迎え入れるための式典のことです。プログラムの内容は企業によって異なり、たとえば「内定証書の授与」「レクリエーション・グループワーク」などを行います。

また、内定式の実施日もそれぞれの企業で異なりますが、基本的には10月1日に行われることがほとんどです。その理由には、かつて一般社団法人 日本経済団体連合会が定めたルール(企業は卒業・修了年度の10月1日以降に内定通知を出す)が大きく関係しています。
なお、この方針は以降も政府主導で原則維持されています。

参照:採用選考に関する指針|一般社団法人 日本経済団体連合会
   就職・採用活動に関する要請|内閣官房

内定式の主な目的

内定式を実施する主な目的は、内定者をフォローして不安を取り除くことです。

たとえば、内定式を通して企業への理解を深めてもらえば、「本当にこの企業でよいのか」という不安を解消しやすくなります。また、内定者同士がコミュニケーションを取れる場を設けることで、「同期となる仲間にはどんな人がいるのか・仲良くなれるか」という不安を取り除きやすくなるのです。

とくにコロナ禍の今は、就職後の未来に不安を感じている内定者が多いと予測できます。現に、株式会社リクルート 就職みらい研究所が発表した「就職プロセス調査 (2022年卒)」によると、10月1日時点の内定辞退率が2021年卒は60.6%であるのに対し、2022年卒は63.5%と増えています。この結果から、感染症の影響を背景にさまざまな理由で複数の内定を保持していたり、内定後も迷いを抱えていたりする学生は多いと考えられます。

そのため、内定式で学生への期待をしっかり発信し、不安を解消する必要があるのです。そうすれば、学生としては未来を見据えて新たな一歩を踏み出しやすくなり、企業としては内定者の辞退を未然に防ぎやすくなります。

参照:就職プロセス調査 (2022年卒)「2021年12月1日時点 内定状況」|就職みらい研究所

押さえておこう!内定式を実施する3つのメリット

では、内定式を実施することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下で、主な3つのメリットをご紹介するので、ぜひ押さえておいてください。

1.内定者の自社への理解を深められる

内定式では、社長が経営理念やこれからの目標を語ったり、人事担当者が改めて企業説明をしたりします。そのため、内定者の自社への理解をさらに深めることができるのです。また、企業特有の文化を入社前から浸透させることも可能なため、自社にマッチした人材へと育成しやすくなります。

2.内定者との距離を縮められる

内定式は、内定者に対して“正式に内定した旨”を伝える場であると同時に、内定者と企業がコミュニケーションを取る場でもあります。そのため、企業から内定者へメッセージを発信したり、既存社員と交流するプログラムを取り入れたりすることで、双方の距離をグッと縮めることができるのです。
このほか、質疑応答の時間を設けて内定者のリアルな疑問・不安に耳を傾ければ、相互理解をより深めることができ、ひいては一体感の向上も期待できます。

3.内定者の入社意欲を高められる

上述した「社長が経営理念を語る」「人事担当者が改めて企業説明をする」といった内定式のプログラムには、内定者の入社意欲を高める効果もあります。企業からのメッセージを通して学生が内定を承諾した理由を再確認できるため、改めて「これからここで頑張ろう」と動機付けできるのです。

また、内定式は“内定を承諾した学生”がはじめて集結する場でもあります。これから一緒に働く仲間と直接コミュニケーションを取ることができるので、内定者同士の絆が深まり、ひいてはモチベーションの向上が期待できます。

参考にしてみて!一般的な内定式のプログラム

上述のとおり、内定式のプログラムは企業によって異なりますが、一般的には以下の4つを組み込むことが多くなっています。

社長(経営陣)によるあいさつ

内定式の冒頭では、社長から内定者に向けてあいさつが行われることがほとんどです。企業によってあいさつの担当者は変わることもありますが、基本的には役職の高い人が行います。
あいさつの内容は、企業の経営理念やビジョン、今後の目標、内定者へ向けたメッセージなどであることが一般的です。ここで内定者の心をつかむことができれば、内定者の入社意欲や社会人としての自覚をグッと高められるでしょう。

内定証書の授与

内定式のプログラムの中でもメインとなるのが、内定証書の授与です。内定者の中から1名を選出し、その人物が代表して内定証書を受け取ることもあります。
なお、事前に内定承諾書を提出していても、内定式で「内定証書の授与」を行うことがほとんどです。

レクリエーション・グループワーク

企業によっては、内定式の中でレクリエーションやグループワークを行うこともあります。
たとえば、「内定者からの質問に既存社員が答える」というレクリエーションが挙げられます。このほか、企業(社員)と内定者の仲を深める目的で食事会を設けることもあります。主役はあくまでも内定者なので、内定者の気持ちを汲み取った内容にするよう心掛けましょう。

内定者研修

内定式が一通り終わった後、研修を行う企業も少なくありません。具体的には、たとえば企業説明会の内容を振り返るように講義を行ったり、内定者が業務を模擬体験したりします。入社前にこのような研究を行うことで、就職後、スムーズに業務を進めてもらえるでしょう。

状況に応じて判断!内定式をオンラインで実施しよう

新型コロナウイルス感染症の拡大により、昨今内定式をオンラインで実施する企業が増えています。
いつ感染症が収まるかは不明瞭ですし、再び密を避けなければならない状況になる可能性もあります。そのため、内定式をオンラインで実施するケースも視野に入れておくことが大切です。

オンライン内定式とはその名のとおり、オンライン上で実施する内定式のこと。「ライブ配信システム」と「Web会議システム」のどちらかを使って実施するのが一般的です。
たとえば、ライブ配信システムを使った場合は、ウェビナー形式のオンライン内定式になります。内定者に向けて企業が配信するスタイルなので、相互のコミュニケーションは困難といえるでしょう。Web会議システムを使った場合は、内定者も発言できる形式のオンライン内定式になります。ただし、内定者の人数が多いと発言の収拾がつかなくなるため、比較的少人数での開催に向いています。

オンライン内定式を成功させるには、内定者の通信環境を把握しておくことが欠かせません。もし通信環境が不十分な内定者がいるのであれば、サポートして整えるようにしましょう。

まとめ

内定者に対して“正式に内定した旨”を伝え、かつ内定者を社員として迎え入れる「内定式」。就職後の未来に不安を感じている内定者が多い今だからこそ、明確な目的のもと適切なプログラムで実施することが大切です。今回ご紹介した内容を参考に、自社ならではの内定式を行ってみてください。

なお、内定者の辞退を防止するという観点では、内定式前後に内定者とコミュニケーションを取ることも欠かせません。詳しくは以下の記事でご紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。

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この記事の著者

sonarTimes 編集部
1000社以上にご導入された採用管理システム「sonar ATS」を展開。その知見をもとに、企業の採用・人事・経営にかかわるすべての人に最新の情報をお届けします。