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経営課題を解決できる「顧問サービス」とは?利用するメリット・デメリットを解説

経営課題を解決したいものの、リソースが足りず足踏みしている方も多い企業のではないでしょうか。もし心当たりがあれば、ぜひ「顧問サービス」に目を向けてみてください。

今回は、顧問サービスの概要とともに、利用するメリット・デメリットや選ぶ際のポイントについて解説します。あわせて、おすすめの顧問サービスもご紹介しているので、ぜひご覧ください。

経験豊富な人材とマッチング!顧問サービスとは

顧問サービスとは、「豊富な経験と専門的な知識を持つ顧問」と「経営課題を解決したいと考えている企業」をマッチングするサービスのことです。

そもそも、顧問との契約は仲介業者を介さずとも結ぶことができます。しかしこの場合、双方が自分たちにとって有益な契約を結ぼうとするため、最終的に一方にとって不利益な契約となる可能性があります。また、「契約を締結したのにもかかわらず顧問が業務を行わない」といったトラブルにつながる可能性もゼロではありません。

その点、顧問サービスならサービス提供会社が自社に合った顧問を紹介してくれるため、優秀な顧問を探す手間を削減できます。また、サービス提供会社が顧問と企業で認識のズレが起こらないよう調整するので、比較的安全に顧問と契約を結ぶことが可能です。

さらに、顧問サービスに登録している人材の多くは、大手企業の役員や管理職を経験したシニア人材です。そのため、専門的な知識や幅広い人脈を活かした支援を受けられる可能性が高いといえます。

主に4つある!企業が顧問サービスを利用するメリット

では、企業が顧問サービスを利用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

1.経営課題を解決しやすくなる

前述したとおり、顧問サービスに登録している人材の多くは、大手企業の役員や管理職を経験したことがある方、専門職を長年極めている方です。また、普段なかなか知り合えない業種・領域のプロフェッショナルも多く登録しています。

顧問サービスを利用すれば、そういった人材に出会うことができ、豊富な経験や知識を活かして支援してくれるため、企業が抱える経営課題を解消しやすくなるでしょう。

2.高い費用対効果が期待できる

経営課題を解決する方法には、顧問サービスの利用のほかにも「コンサルティング会社との契約締結」や「スキルを持つ人材の中途採用」などがあります。しかし、前者は膨大なコストがかかり、後者はコストがかかる上に確実に活躍してくれるという保証はありません。

その点、顧問紹介サービスは短期間から利用することも可能なため、コストを必要最小限に抑えることができます。また、サービス提供会社のコンサルタントに相談しながら自社に適した人材を選べるため、高い費用対効果が期待できるでしょう。

3.人材育成コストを削減できる

経営課題を解決するため、今いる社員やこれから採用する人材を育成する場合、それなりの費用と時間がかかります。とくに、採用した人材を育成して即戦力化するのは効率的とはいえません。

その点、顧問サービスならプロの知識やノウハウを容易に得られるため、人材を育成する必要がなく、人材育成コストを削減することができます。

4.顧問の人脈を活用できる場合もある

顧問サービスに登録している人材の多くは、広い人脈を持っています。そのため、顧問サービスを利用して業界などに広い人脈を持つ顧問と契約を結ぶことができれば、これまで接点がなかった企業にコンタクトを取れる可能性があります。ひいては、自社のビジネスを広げるための新規営業開拓がしやすくなるでしょう。

工夫次第で緩和できる!企業が顧問サービスを利用するデメリット

企業が顧問サービスを利用することには、メリットがある一方でデメリットもあります。

1.仲介手数料がかかる

顧問サービスの利用には仲介手数料がかかります。そのため、顧問と直接契約を結ぶ場合よりも支払う金額が高額になる可能性があります。

仲介手数料はサービス提供会社によって異なるため、安く抑えたい場合は数社の仲介手数料を比較するのがおすすめです。そうすれば、比較的金額が安い顧問サービスを選びやすくなるでしょう。

2.ミスマッチが起こる可能性がある

顧問サービスを利用した場合、サービス提供会社を介して顧問とマッチングすることになります。そのため、場合によっては自社が抱える経営課題や求める人物像がサービス提供会社にうまく伝わらず、ミスマッチが起きることもあるでしょう。

こうした事態を避けるには、自社とサービス提供会社で「経営課題」「求める人物像」の認識を擦り合わせることが大切です。共通の認識かを入念に確認することで、ミスマッチが起こる可能性を最小限に抑えることができます。

どこに着目すべき?顧問サービスを選ぶポイント

顧問サービスを選ぶ際は、以下でご紹介するポイントに着目しましょう。

自社の業界に精通した人材がいるか

自社の業界に精通した人材がいない顧問サービスを利用しても、満足な成果は期待できません。具体的には、経営課題の解決に関する具体的なアドバイスをもらえない可能性があるためです。また、もし自社の業界で実績を持つ顧問がいたとしても、人脈がない場合はコネクションを形成できず、新規営業開拓につながらない可能性も考えられます。

顧問サービスによって、どの分野(業界)に精通した人材を揃えているかは異なるため、まずは「自社の業界で実績があり、かつ人脈のある人材が登録しているか」を確認することが大切です。

自社の目的を果たせるか

顧問サービスによって、提供しているサービスの内容は異なります。たとえば、顧問との契約期間が長期のところもあれば短期のところもあり、中には登録している人材によって契約期間が変わる顧問サービスもあります。そのため、もし顧問からの支援を長期的に受けたいのであれば、事前に契約期間が長期の顧問サービスかどうかを確認しなければなりません。つまり、自社の目的を果たせる顧問サービスかどうかを確かめることが大切になるのです。

この点をあらかじめチェックしておけば、契約後に「思っていたのと違う」と戸惑うリスクがグッと減ります。くわえて、目的を果たせるような契約で顧問の支援を受けることができるでしょう。

自社の予算に合っているか

顧問サービスによって料金体系は異なりますが、基本的には「入会金」「月額利用料」「顧問への報酬」「仲介手数料」の4つが発生します。これらを合算した費用が自社の予算に合っているかどうかも、顧問サービスを選ぶ上で大切なポイントです。

予算以上の費用を支払ったものの満足な成果は得られなかった、ということになると本末転倒なので、どれくらいの費用がかかるのかをあらかじめ確認しておきましょう。

ぜひご参考に!おすすめの2つの顧問サービス

最後に、おすすめの顧問サービスを2つご紹介します。

1.顧問バンク

豊富な導入実績を持つ「顧問バンク」は、必要なときに必要な人数の顧問から支援を受けられる顧問マッチングサービスです。8,000人超の人材の中から、自社の課題を解決へと導く能力を備えた顧問を見つけられます。顧問との契約形態のほか、成果報酬も自由に相談できるため、比較的利用しやすいでしょう。

参照:顧問バンク

2.マイナビ顧問

「マイナビ顧問」は、人材採用における豊富な実績を持つ株式会社マイナビが運営している顧問マッチングサービスです。大手上場企業の役員や取締役、海外事業責任者などを経験した優秀な人材が登録しているため、利用すれば自社の課題を解決しやすくなるでしょう。また、利用するにあたって登録費用は発生しないため、コストを抑えやすいのも魅力です。

参照:マイナビ顧問

まとめ

顧問サービスの利用は、経営課題を解決するための手段のひとつです。専門的な知識と豊富な経験を持った優秀な人材からアドバイスをもらえるため、効率的に課題解決を図れる可能性があります。また、「高い費用対効果が期待できる」「人材育成コストを削減できる」といったメリットも得られるため、もし課題を前に足踏みしているのであれば、この機会に利用してみることをおすすめします。

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この記事の著者

寛之大内