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フレームワークを活用して人事戦略を策定しよう!おすすめの6種類をご紹介

人事戦略を検討しつつも、何をどう改善すべきかわからず戸惑っている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、人事戦略の必要性とともに、人事戦略の策定に役立つフレームワークを6つご紹介します。あわせて、フレームワークを活用する際の注意点も解説しているので、ぜひご覧ください。

人事戦略とは?その必要性を理解しよう

人事戦略とは、採用・配置・育成・評価などの人事に関連する業務やオペレーションを改善することです。「人事を通して経営戦略の達成に貢献するための道筋」と言い表すこともできます。

人事戦略が必要な理由には、ビジネスを取り巻く環境の変化、そして労働者の仕事に対する価値観の変化が大きく関係しています。具体的には、労働人口の減少や雇用の流動化、働き方の多様化によって、従来の新卒一括採用や年功序列では自社にマッチする人材を確保できず、また確保できたとしても定着率が低いという問題が発生しており、人事にまつわる業務の生産性が落ちているのです。

この問題を解決する上で必要になるのが、人事戦略です。今現在の「ビジネスを取り巻く環境」「労働者の仕事に対する価値観」を理解した上で人事戦略に取り組むことで、上述した問題を解決しやすくなり、人事にまつわる業務の生産性改善も見込めるようになります。

人事戦略の策定に活用できる!おすすめのフレームワーク

人事戦略を策定する際は、課題の解決や情報を整理する際に役立つ「フレームワーク」を活用するのがおすすめです。以下で、代表的な6つをご紹介します。

1.人事戦略に一貫性を持たせる「MVV」

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは、自社が営利企業として存在する意義とその役割を明確にし、すべての社員で把握・共有するためのフレームワークです。

MVV

「ミッションを果たすためにはビジョンを実現しなければならず、ビジョンを実現するためにはバリューが欠かせない」というのがMVVの考え方です。このようにMVVを定めて社員に共有すれば、人事戦略の実行方法・手順に一貫性を持たせやすくなるでしょう。

2.自社の現状を分析・把握できる「SWOT分析」

SWOT分析とは、自社の外部要因と内部要因を「ポジティブ」と「ネガティブ」に分けて分析することで、マーケティングをはじめとする戦略策定に役立てるフレームワークです。

SWOT分析

SWOT分析を活用すれば、客観的に自社と取り巻く環境を分析・把握することができるため、人事戦略を立てやすくなるでしょう。

3.戦略・施策を具体化できる「TOWS分析」

TOWS分析とは、SWOT分析を通して明確にした自社の現状を踏まえて具体的な戦略に落とし込むためのフレームワークで、S・W・O・Tそれぞれの項目を掛け合わせて使用します。

TOWS分析

TOWS分析を活用することで、人事戦略の内容・方向性や妥当性を検討することができます。

4.外部環境を把握・予測できる「PEST分析」

PEST分析とは、ビジネスおよび自社を取り巻く外部環境が、現在から未来にわたって自社にどのような影響を与えるかを把握・予測する上で役立つフレームワークです。

PEST分析

働き方改革や労働者の働き方に対する考え方など、外部環境の動向を把握することで、時代に合った人事戦略を立てやすくなります。

5.課題の解決策を導く「ロジックツリー」

ロジックツリーとは、テーマや課題をツリー状に展開して要素を掘り下げることで、解決方法を論理的に考えるためのフレームワークです。

たとえば、「1年後に社員の規模を500名にする」という目標を掲げたとした場合、これを実現するためには、現状目標に対して不足している分の人材を新たに採用する必要があります。

ただし、それだけで達成できるとは限らないため、たとえば「離職率を下げる(今いる人材が辞めないようにする)」というアプローチも必要だと考えることができます。また、離職率を下げる方法を「労働環境を見直す」「福利厚生を見直す」と、複数の要素に分解することも可能です。

このように、課題の解決策となる要素を掘り下げることで、人事戦略における課題を解決する方法を導きやすくなります。

6.人事戦略を計画的に実行できる「ビジネスロードマップ」

ビジネスロードマップとは、KPI(中間目標)とKGI(最終目標)を設定したのち、ゴールとなる日までに起こす行動を表したフレームワークです。

ビジネスロードマップ

たとえば、「1年後に社員の規模を500名にする」というKGIを掲げた場合は、上記のようになります。期限までの間、3か月単位で掲げられているのがKPIです。

人事戦略を成功させるには、実行した戦略を振り返って継続的に改善することが大切です。ビジネスロードマップを活用すれば、KPIごとの目標達成率がわかるほか、達成できていなかった場合は担当者がなにをすべきかも明確になるため、人事戦略の精度を高めやすくなります。

あわせて確認しよう!フレームワークを活用する際の注意点

人事戦略を策定する際にフレームワークを活用すれば、自社や外部環境を分析・把握しやすくなり、戦略を具体化しやすくなります。

しかし、フレームワークはあくまでも考え方の枠組みであり「手段」でしかありません。そのため、フレームワークを使うこと自体が目的にならないよう注意する必要があります。たとえば、ワークシートの目立つところに目的(実現したいこと)を大きく記し、いつでも本来の目的に立ち返れるようにするのが有効です。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

優秀な人材を確保して有効活用するには、ビジネスを取り巻く環境の変化に順応した人事戦略を策定する必要があります。しかし、「今どのような変化が起こっており、それにどう対応すればよいのか」がわからず、なかなか戦略を立てられないケースもあるかもしれません。

そのときは、今回ご紹介した6つのフレームワークをぜひ活用してみてください。現状分析や外部環境の予測、戦略の具体化をサポートしてくれるはずです。

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sonarTimes 編集部
1000社以上にご導入された採用管理システム「sonar ATS」を展開。その知見をもとに、企業の採用・人事・経営にかかわるすべての人に最新の情報をお届けします。