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ブランド戦略について知りたい方必読!実施・効果検証の方法と成功事例をご紹介

ブランドの認知を拡大し価値を高める「ブランド戦略」を実施すれば、多くの消費者に自社の商品・サービスを選んでもらえるようになり、ひいては収益を増やせる可能性があります。

そこで今回は、ブランド戦略の概要とともに、立案・実践方法・効果検証方法について解説します。あわせて、有名企業におけるブランド戦略の事例もご紹介しているので、ぜひご覧ください。

ファン獲得・利益向上が見込める!ブランド戦略とは

そもそもブランドとは、企業・商品・サービスに対して消費者が抱く「共通のイメージ」のことです。その上でブランド戦略とは、ブランドの認知を拡大し価値を高めるために、自社のビジネスプランに沿ってその目的や実行内容を定めた戦略のことです。
ブランドの価値が高まると、「○○を買いたい!それならあのブランドだ」と自社の商品を選んでもらえるようになります。また、顧客が競合商品に乗り換えることが少なくなるため、繰り返し購入してくれる効果も期待できるでしょう。くわえて顧客がファン化した場合、それは「ブランドそのものを気に入った」という証になるので、競合商品より価格が高くても継続的に購入してもらえます。

つまり、ブランドの価値を高めるためブランド戦略に注力することは、価格競争に打ち勝つと同時に、収益を増やす上で重要といえるでしょう。

ブランド戦略が必要とされている理由

ブランド戦略が必要とされている理由には、まず「景気低迷および市場の成熟化」が挙げられます。
景気が低迷し、類似商品があふれ、市場が成熟化した状況において、自社を選んでもらうには商品・サービスを目立たせる必要があります(=差別化を図らなければならない)。その手段のひとつが、まさに「ブランドの認知を拡大し、価値を高めること」なのです。そのため、今ブランド戦略に目を向ける企業が規模を問わず増えていると考えられます。

このほか、「インターネット・SNSの普及」もブランド戦略が必要とされている理由のひとつです。
これまで、商品・サービスを宣伝する方法といえば、新聞広告やテレビCM、看板が定番でした。しかし、インターネット・SNSが登場し普及したことで、膨大な費用をかけずとも自社の商品・サービスの認知を拡大できる環境が整いました。具体的には、商品・サービスに関するUGC(口コミやSNSの投稿など、一般ユーザーによって制作されたコンテンツ)が生成・拡散され、消費者から消費者へと宣伝活動が行われるようになったのです。

この環境を活かすには、ブランドの認知・価値を高めることが必要不可欠といえます。そのため、多くの企業がブランド戦略に注力し始めているのです。

いざ取り組んでみよう!ブランド戦略の立案・実践方法

では、ブランド戦略はどのように立案・実践すればよいのでしょうか。

1.ブランドの立ち位置を明確にする

第一に、ブランドが現状市場においてどのような立ち位置なのかを明確にすることが大切です。具体的には、価格や品質、機能、デザインなど、さまざまな点を競合となるブランド・商品・サービスと比較した上で、自社の独自性、すなわち「ほかにはない魅力」を導き出します。

2.ブランドのビジョンを明確にする

立ち位置を明確にしたら、「ブランドに対してどのようなイメージを持ってほしいか」「どのような価値を提供するブランドを目指すか」「どのような悩みを解決するブランドを目指すか」などを考えましょう。基本的に、競合他社と差別化できるようなビジョンを定義しなければならないため、企業理念に基づきつつも自社の強みを活かした内容にすることが大切です。

3.ターゲットを設定する

次に、誰向けのブランドなのかを定義するため、ターゲットを設定します。具体的には「ブランドの価値に共感するだけでなく、ブランドの未来をともに描いてくれるような顧客層」を明確にします。
ターゲットをある程度決められたら、より詳細な人間像、いわゆるペルソナを設定しましょう。実在する人物に近づけるため、年齢・性別はもちろん、職業や家族構成、趣味、行動など幅広く考えて、具体的に設定するのがポイントです。

4.ロゴやキャッチコピーを作る

ターゲットを設定したら、次はロゴやキャッチコピーを作ります。「黄色のM」「欠けたりんご」など、わずかな情報だけで多くの人が同じ企業を思い浮かべるケースは珍しくありません。また「あなたとコンビに」などのキャッチコピーから、複数人がひとつの企業を連想することもあります。
ブランドの独自性を象徴するロゴやキャッチコピーは、ブランド戦略を実行する上で欠かせないため、積極的に作ることが大切です。

5.ブランドの宣伝・訴求方法を決める

最後に、ブランドを宣伝・訴求する方法を決めます。代表的な方法には、広告掲載やPR活動・イベントの実施が挙げられます。このほか、Twitter・InstagramなどのSNSやブログを通して、自らコンテンツを発信するのも一案です。くわえて、上述したロゴ・キャッチコピーを可視メディア(商品そのものやパンフレット、名刺など目に見えるもの)に反映させるのも望ましいでしょう。
ブランドのビジョンやターゲットに合った媒体・ツールを選ぶことで、ブランド戦略による効果を得やすくなります。

実践して終わりじゃない!ブランド戦略の効果検証方法

ブランド戦略を実践したら、必ず効果検証まで行うことが大切です。

一例として、ブランド戦略による効果は顧客ロイヤリティを測定することなどで確認できます。顧客ロイヤリティとは、ブランドや商品・サービスに対して顧客が愛着を持っているかどうかを示す指標のことです。
顧客ロイヤリティを測定する方法には、たとえば「顧客推奨度調査」があります。これは、「この商品(サービス・ブランド・企業)を家族や友人に勧めたいですか?」という質問を通して、顧客一人ひとりの顧客ロイヤリティを数値化する調査のことです。

顧客推奨度調査の参加者は、上述した質問に0〜10の11段階で回答します。そして、0~6と答えた人は「批判者」、7・8と答えた人は「中立者」、9・10と答えた人は「推奨者」に分類されます。「推奨者の割合」から「批判者の割合」を引いた数字が顧客ロイヤリティの指標となり、この数字が大きいほど顧客ロイヤルティも高いと判断することが可能です。

ブランド戦略を実施後、こまめに顧客推奨度調査を行うことで、顧客ロイヤリティを通して成果が出ているかどうかを確認できます。

参考にするのも一案!有名企業におけるブランド戦略の事例

最後に、有名企業におけるブランド戦略の事例をご紹介します。ぜひご参考にしてください。

株式会社ワークマン

カジュアルファッションブランド「ワークマンプラス」は、性別・年齢を問わず幅広い層から支持されています。その背景には、株式会社ワークマンがブランド戦略として、アウトドア・スポーツウェアの市場で「優れた機能性と業務用価格」という自社の強みをアピールしたことが大きく関係しています。これにより、ワークマンプラスは「プロ品質の商品を低価格で購入できる」という新たなイメージを定着させることに成功したのです。

Apple Inc.

Appleは洗練されたシンプルな製品を発表することで、「おしゃれ=Apple」のイメージを定着させました。このブランド戦略によって、根強いファンを持つブランドへと成長したのです。

またAppleは、自社商品の販売専用店「アップルストア」を各地に出店しました。商品の購入のみならず、修理の依頼や新商品のお試しなども行えることから、顧客が自然と集まります。実際に店舗で有意義な体験をした顧客は、Appleに忠誠心を示すようになり、他社商品へ乗り換えることが減ったのです。つまり、アップルストアの出店はブランド戦略の一助になったといえます。

まとめ

「○○ならこのブランド(企業)」と、多くの消費者に自社を選んでもらうには、ブランド戦略を実施することが大切です。ブランドの認知を拡大し、価値を高めることではじめて、消費者の選択肢の中に自社の商品・サービスが加わります。
そのため、「価格競争に打ち勝ちたい」「収益を増やしたい」とお考えなら、今回ご紹介した立案・実践方法と効果検証方法を参考に、ぜひブランド戦略に注力してみてください。

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この記事の著者

sonarTimes 編集部
1000社以上にご導入された採用管理システム「sonar ATS」を展開。その知見をもとに、企業の採用・人事・経営にかかわるすべての人に最新の情報をお届けします。