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管理職とは?主な仕事内容は?求められる能力・育成方法とともに解説 

円滑な企業経営を実現させたり、企業の未来を担う人材を確保したりするには、部下を指揮・管理する「管理職」の存在が欠かせません。

そこで今回は、管理職の概要・種類や役員との違い、主な役割、求められる能力について解説します。あわせて、社員を管理職候補に育成する際の方法もご紹介しているので、ぜひご覧ください。

管理職とは?役員との違い・種類を押さえよう

管理職とは、部下を指揮・管理する、一定の権限を持った役職のことです。「係長」「課長」「部長」のほか、昨今では「ゼネラルマネージャー」と呼ばれることもあります。

日本の企業では、課長以上の役職に就く社員が管理職とされることが多く、係長や主任が管理職になることは稀です。ただし、法律によって「課長以上が管理職になる」と明確に定められているわけではないので、企業によっては係長を管理職として扱うこともあります。

管理職の主な種類

上述のとおり、管理職には主に「係長」「課長」「部長」が該当し、それぞれで特徴は異なります。その内容は企業によって多少異なりますが、以下では一般的な特徴をご紹介します。

管理職と役員の違い

管理職と混同されやすい役職に「役員」がありますが、これら2つはまったくの別物です。

そもそも役員は、会社法にて「取締役、会計参与及び監査役」と定められています。つまり、管理職との違いはその立場にあり、管理職が労働者であるのに対し、役員は使用者となるのです。

また給与にも違いがあり、管理職には企業から毎月給与が支払われますが、役員に給与が支払われることはありません。代わりに、定款規定や株主総会によって決められた役員報酬が支払われます。

このほか責任範囲にも違いがあり、管理職の場合、個人が責任を負わされるケースは稀です。一方で役員は会社法 第四百二十三条に基づき、失敗したときに生じた損害の賠償責任があります。

参照:第三百二十九条(選任)|e-GOV 法令検索
参照:第四百二十三条(役員等の株式会社に対する損害賠償責任)|e-GOV 法令検索

具体的な仕事内容は?管理職の主な3つの役割

では、管理職にはどのような役割があるのでしょうか。代表的な3つをご紹介します。

1.業務を管理・改善すること

まず挙げられるのは、企業や所属している部署が目標を達成できるようにするため、業務を管理することです。具体的には、社員がどう働くのが理想的かを考えたり、業務の予算管理や進捗確認を行います。また、社員一人ひとりの能力に応じた人員配置を行うこともあります。

くわえて、環境の変化や社員の能力に順応するため、業務のプロセスを適宜改善することも管理職の役割です。具体的には、万が一管理職が業務から外れたとしても、業務の管理・見直しが行える仕組みを整えておきます。そうすることで、自走できる社員の育成につながります。

2.部下を育てること

組織を円滑に運営したり、企業の未来を担う人材を確保するには、業務を管理・改善するだけではなく部下を育てることも欠かせません。

そのため、管理職は部下の仕事内容やその進捗などを把握し、サポートや助言を行います。また、業務上の悩みを抱えている部下の相談に乗り、解決のために自ら動くことも、管理職の役割といえるでしょう。

3.経営陣の考えを伝えること

どれだけ優秀な社員が集まっていても、それぞれが違う方向を向いている場合は組織として成果を出せません。そのため、管理職が経営陣と部下をつなぎ、同じ方向を向かせる必要があります。

たとえば、会議で決定した内容をかみ砕いて部下に伝えたり、その内容を部下の行動にまで浸透させられるよう、自らの会話や行動に取り入れます。そうすることで、経営陣の方針が部下に伝わりやすくなり、同じ目的のもと仕事に取り組むように導くことができます。

必要なスキルとは?管理職に求められる能力

管理職に求められる能力は、主に「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」の3つです。以下で、それぞれの内容と必要性について解説します。

テクニカルスキル

テクニカルスキルとは、業務を遂行するために欠かせない知識や技術のことです。具体的には、マーケティング知識のほか、マネジメントスキル、人事評価スキルなどが挙げられます。

管理職は、リソースを最大限に活用しながら業務を完遂させなければなりません。そのため、上述したようなテクニカルスキルを駆使して適切に仕事を割り振り、その仕事の進捗を管理する必要があります。また、ときには管理職自ら業務に着手し、組織に与えられた役割と目標の達成を目指さなければならない場合もあり、その際にもテクニカルスキルが必要になるでしょう。

ヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは、良好な人間関係を築くために欠かせない知識や技術のことです。具体的には、たとえばコミュニケーション能力やコーチングスキルが挙げられます。

管理者は、部下の声に耳を傾けたり企業の経営について折衝したりと、社内外を問わず幅広くコミュニケーションを求められます。そのため、ヒューマンスキルの中でもとくに「さまざまな立場の人と円滑にコミュニケーションを取れる能力」は、備えておくべきといえるでしょう。

コンセプチュアルスキル

コンセプチュアルスキル(概念化能力)とは、物事の本質を捉える能力のことです。具体的には、論理的思考力(ロジカルシンキング)や課題解決力などが挙げられます。

このうち論理的思考力は、管理職に必須といえます。なぜなら、変化が著しいビジネス環境に日々対応しなければならないからです。発生した事象を分析し、問題点を見出して対応するには、物事の本質を捉えて正しい結論を出す能力が求められます。

見込みのある社員を管理職候補へ!育成する方法とは

では、社員を管理職候補へと育てるにはどうすればよいのでしょうか。

第一に、管理職に求められる能力が身につくような経験を積んでもらうことが大切です。具体的には、社内活動の責任者を任せたり、プロジェクトのリーダーに任命するのがよいでしょう。管理職ならではの役割を事前に経験させることで、求められる能力を鍛えることができます。

このほか、同僚や先輩・上司による助言・フィードバックから学ばせるのも一案です。たとえば、好ましい成果をあげている管理職を指導者に付けてみてみることで、助言やフィードバックを通して社員が「管理職を目指す上で必要な知識・能力」を学べるため、よりスムーズな育成を実現しやすくなります。

まとめ

管理職は、いわば企業の未来を担う人材を育成する上で必要不可欠な役職です。そのため、もし現時点で管理職がいないのであれば、今回ご紹介した「求められる能力」を参考に社内に適任者がいないか確認してみましょう。もしくは、優秀な社員を管理職候補として育てるのもおすすめです。この機会に、ぜひ管理職を配置してみてください。

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sonarTimes 編集部
1000社以上にご導入された採用管理システム「sonar ATS」を展開。その知見をもとに、企業の採用・人事・経営にかかわるすべての人に最新の情報をお届けします。