sonar HRテクノロジーが発信する、
採用と人事の情報メディア

人事ノウハウ

- Human Resources -
人事ノウハウ

タレントマネジメントシステムを活用!主な効果と自社に合った選び方とは

社員の能力を最大限に引き出し企業を成長させるには、一人ひとりを正しく評価し適材適所に配置する必要があります。そこで役立つ人事管理手法が「タレントマネジメント」です。

そこで今回は、タレントマネジメントの必要性とあわせて、タレントマネジメントシステムの特徴や主な機能、活用することで得られる効果、選び方についてご紹介します。ぜひご覧ください。

社員の能力を最大化!タレントマネジメントとは

タレントマネジメントとは、タレント(社員)の能力を最大限に活かすため、人材の配置・育成を戦略的に行う人事管理手法のことです。その主な目的は、企業を継続的に成長させること。タレント(社員)に着目した人事管理・施策を行い、社員が高いパフォーマンスを発揮できる環境を整備することで、企業全体の継続的なパフォーマンスの向上を実現し成長を図ります。
このほか、企業目標の達成・経営戦略の実現のためにも、タレントマネジメントは必須と考えられています。

タレントマネジメントが必要な理由

昨今は、「就職・転職を希望する人材」よりも「人材を採用したい企業」が多い売り手市場です。また少子高齢化の進行によって、多くの企業で労働力となる年齢層が足りていない状況といえます。さらには、変動性が高く不確実な上に複雑、さらには曖昧さを含んだVUCA時代でもあります。つまり今の時代、労働力の確保が困難な一方で、労働者に求められる能力はより高度になっているのです。
この状況下で企業が成長するには、既存社員に高いパフォーマンスを発揮してもらうことが欠かせません。そのため、タレントマネジメントの必要性が高まっていると考えられます。

便利な支援ツール!タレントマネジメントシステムとは

タレントマネジメントを行う際は、タレントマネジメントシステムを活用するのがおすすめです。

タレントマネジメントシステムとは、社員に関する情報(能力や資質、経験など)をひとつに集約するシステムのこと。人材の評価や配置、育成を補助する役割があるため、活用すれば経営戦略を成功へと導きやすくなります。

「タレントマネジメントシステムは人事システムと同じものでは?」と疑問を抱いている方もいるかもしれませんが、これら2つはまったくの別物です。
人事システムは、主に労務・人事関連の管理業務をサポートするシステム。タレントマネジメントシステムとは異なり、人事戦略や企業経営に結びつくような機能は備えていません。一方でタレントマネジメントシステムには、人事システムにあるような勤怠や給与など実務を効率化する機能がなく、この点がタレントマネジメントシステムと人事システムの相違点といえます。ただし、中にはこれら2つのシステムが一体化した多目的タイプもあります。

タレントマネジメントシステムに備わっている主な機能

タレントマネジメントシステムには、主に以下の3つの機能が備わっています。

情報管理社員に関する情報(能力や資質、経験など)を一元管理できる機能
目標管理・評価社員一人ひとりの目標を設定し、その達成度や実績を評価・管理する機能
後継者育成後継者に求める能力や性質を設定し、その内容に近い人材を選抜できる機能

タレントマネジメントシステムの活用による4つの効果

では、実際にタレントマネジメントシステムを活用した場合、どのような効果を得られるのでしょうか。以下で代表的な効果を4つご紹介します。

1.人事評価の手間を削減できる

上述のとおり、タレントマネジメントシステムを活用した場合、社員に関する情報をシステム上で管理できるようになります。紙やExcelで管理するときとは違い、自ら集約・転記する必要がなく、またデータを取り間違えたり誤って上書きしたりするリスクも少ないため、さまざまな手間を省くことができます。さらに、集約したデータはグラフ化・チャート表示することも可能。これにより、人事評価を効率化できるほか、会議に向けて別途資料を用意する手間も削減できます。

2.社員を適材適所に配置できる

タレントマネジメントシステムを活用すれば、社員のさまざまな情報を簡単に抽出・検索できます。具体的には、異動希望の有無やキャリア志向などを確認できるため、人材リソースを最大限に活かすための人材配置を行いやすくなるのです。
なお、タレントマネジメントシステムによっては、システム上で配置のシミュレーションを行うこともできます。イメージを膨らませた後に実行できるので、失敗を防ぎやすくなるでしょう。

3.効果的な人材育成をスムーズに行える

タレントマネジメントシステムがあれば、社員の目標も容易に抽出・検索できます。紙やExcelで管理するときとは違い、自ら探し出す必要がないので、社員一人ひとりに沿った計画的な教育をスムーズに行えます。システムによっては評価者と社員が個別にコンタクトを取れる機能を備えていることもあり、この場合は両者とも目標進捗を把握しやすくなるので、より効率的に育成を実施できます。

4.社員の意欲向上により定着率が高まる

タレントマネジメントシステムを導入した場合、社員の能力や資質、経験などを一元管理できるため、公平かつ納得感のある評価を行えるようになります。これにより、社員のモチベーションや従業員満足度の向上が期待でき、ひいては定着率のアップにつながります。
また、タレントマネジメントシステムによっては、離職者を分析して「退職しやすい傾向」を探ることも可能。その傾向に当てはまる社員を抽出してこまめにフォローすれば、定着率をより高めやすくなるでしょう。

ポイントを押さえよう!タレントマネジメントシステムの選び方

タレントマネジメントシステムと一言でいっても、その種類は豊富にあります。自社に合った種類を活用するには、以下の選び方を押さえておくことが大切です。

機能・提供形態は自社に合っているか

タレントマネジメントシステムによって、搭載している機能は異なります。そのため自社の課題を明確にし、その課題を解決する上で必要な機能が備わったものを選ぶことが大切です。
たとえば、人事評価に課題があるのなら「目標管理機能」や「コンピテンシー機能」を備えたタレントマネジメントシステムを選ぶのがおすすめです。

このほか、提供形態もタレントマネジメントシステムによって異なり、主に「クラウド型」と「オンプレミス型」の2パターンがあります。クラウド型はインターネット経由でシステムにアクセスして利用するタイプ、そしてオンプレミス型は自社のサーバにソフトウェアを組み込んで利用するタイプです。それぞれの特徴を踏まえた上で、自社に適した提供形態のタレントマネジメントシステムを選ぶようにしましょう。

▼クラウド型
メリット:自社のサーバーを用意する必要がないため、短時間で導入可能
デメリット:利用者自らシステムをカスタマイズすることはできない

▼オンプレミス型
メリット:拡張性に優れ、自社に合わせた仕様にカスタマイズできる
デメリット:自社のサーバーを用意する必要があるため、初期コストがかかる

使い勝手に優れているか

タレントマネジメントシステムによって、デザインや項目、検索・抽出の方法は異なります。機能性に優れていても使い勝手がよくなければ活用しづらくなるので、操作性も必ず確認しましょう。
たとえば、社員をさまざまな切り口で分類して一覧表示できるシステムは、企業・部署にどういう社員が多いのかを直感的に把握できるため、使い勝手がよいといえます。

セキュリティ・サポート体制は万全か

セキュリティ・サポート体制も、タレントマネジメントシステムを選ぶ上で重要なポイントです。たとえばセキュリティに関しては、ID・パスワード管理、端末認証機能、特定IPからのアクセス許可・除外などが備わっているかを確認しましょう。サポートについては、導入時だけでなく導入後の運用や分析まで対応してくれると安心です。

まとめ

労働力の確保が困難な一方で、労働者に求められる能力はより高度になっている現代。その中で企業が大きく成長するには、タレントマネジメントの実施が必須です。具体的には、人材の配置・育成を戦略的に行うことでタレント(社員)の能力を最大限に活かし、企業を継続的に成長させます。

そんなタレントマネジメントは、タレントマネジメントシステムを活用することで効率よく行えます。また、人事評価の手間を削減できたり社員の定着率を高められたりと、さまざまな効果も期待できます。そのため、これからタレントマネジメントに注力しようと考えている企業は、ぜひこの機会にタレントマネジメントシステムを導入し活用してみてください。

この記事をシェアする

この記事の著者

Avatar photo
sonarTimes 編集部
1000社以上にご導入された採用管理システム「sonar ATS」を展開。その知見をもとに、企業の採用・人事・経営にかかわるすべての人に最新の情報をお届けします。